秋の足音

台風が猛威を振るう中、毎日自転車通勤の私は天気予報とにらめっこ。まだまだ日中は暑いものの、朝夕、自転車をこぐ頬には秋の風を感じます。
見ればとんぼも飛んでいます。日々の生活に季節を感じる余裕があり、余裕がある事にホッとする今日この頃です。
 
ダイバーにとっても台風は気になりますよね。せっかくのお休みを使ってツアー参加を計画されている場合などは特に。
陸上では秋の足音が聞こえてきていますが、海の中はご存じのとおり、陸上より1~1.5か月ずれて水温などが変化していきます。ということは、陸上では過ごしやすくなる9月は海の中も快適、まさにベストシーズンですね。
 
秋の海、ミノカサゴ
 
陸上だけでなく、海の中でも季節を感じながらダイビングを楽しみましょう。ノリスでは全店11月末までのツアースケジュールを公開しています。
ダイビングシーズンはだまだこれから!
ダイビングで、いろんな海へ小さい秋を見つけに行きましょう!
 
ダイビングツアースケジュール
 
ノリス本社 今川佳子

天の川

突然ですが、9月の季語と言えば、何を思い浮かべますか?
十六夜、八朔、蜻蛉などいろいろとありますが、
天の川も9月の季語です。
澄んだ空での星々のキラメキ、美しい光景です。
そんな天の川に勝るとも劣らない美しい光景が、
海の中にも広がっています。
天の川のようなキビナゴの群れ
 
9月はまだまだダイビングシーズンです。
色とりどりの魚たちや、サンゴ礁などを見に行きませんか?
ダイビングツアースケジュール
 
みなさまのご来店を、
スタッフ一同心よりお待ちいたしております。
 
ノリス本社 田内信賢

今おすすめのドライスーツ

今年もこの季節がやってまいりました!
ダイビングスーツ専門メーカー、ワールドダイブのお得な着数限定ドライスーツ
何がお得かと言いますと・・・それは後程。

まだ暑い時期ではありますが、この時期にどうして「ドライスーツ」が限定発売されるのか。それは、夏も折り返しを過ぎたので、日本の海が一番楽しめる季節と言われる「秋」、そしてそれ以降の季節のダイビングを楽しんでいただくために、そろそろ準備しておきましょう♪ということだそうです。
スキューバダイビングは我慢をして行うものではありません。あくまで「快適に」を追求するのが大前提。言い過ぎかもしれませんが、究極のリラクゼーションを目指してほしいくらいです。
 
さて、ドライスーツは大きく分けて「ネオプレーン」と「シェル」の2タイプに分けることができます。
(※メーカーによっては上半身シェル&下半身ネオプレーンというものもありますが、今回は説明を省略します)
日本国内では、ネオプレーンタイプのドライスーツが大半を占めています。
ただ最近は、ノリスでもセカンドドライスーツとして、2着目にシェルタイプを持たれる方も多いです。
ちなみに、ワールドダイブの限定ドライスーツはネオプレーンタイプです。
 

ネオプレーンタイプドライスーツの特徴は?

1着目のドライスーツとして選ばれる方が多いのがこのネオプレーンタイプです。耐久性や機能性に優れる上に、デザイン性でもシェルタイプより優れています。

*一人で着脱ができないものが多い(前ファスナーのものもあります)
*シェルと比べ、
 ・保温性が高い
 ・インナーも少なくて済む
 ・ドライスーツでの快適な季節が若干短い
*スーツ衣替えの時期では、シェルよりもウエイト量が増える事が多いが、その時期以外はウエイト量はシェルより少なめになる
*深く潜るとスーツ生地内の気泡がつぶされ(圧縮され)るので、保温性が若干落ちる
*生地に伸縮性がある
*オーダーで作る事が望ましく、見た目がスマート
など。
 

シェルタイプドライスーツの特徴は?

耐久性などではネオプレーンタイプより劣るものの、扱いが容易で動きやすいのが一番の特徴。

*一人で着脱が可能
*ネオプレーンと比べ、
 ・保温性が低い(基本は防水機能のみ)
 ・より高い保温性を持ったインナーが必要
 ・ドライスーツでの快適な季節が若干長い
*スーツの衣替えの時期では、ネオプレーンよりもウエイト量は少なめだが、その時期以外はウエイト量はネオプレーンより増える事が多い
*スーツ生地自体に保温力がほぼないので、深度による保温性は変わらない
*生地に伸縮性はほぼない
*様々なインナーを着るように設計されるため、見た目がルーズ
など。
 

限定ドライスーツは何がお得なの?


※限定モデルは数タイプあります
 
*カタログにないハイスペックモデルがある
*同じレベルのドライスーツならカタログのものよりも若干安い
*カタログでは1種類しかない女性限定スーツも登場!
*膝パッドに良い樹脂素材のを使用
*おまけがついてくる
 ・限定ドライスーツをお買い上げいただくと、もれなく実用性の高いポーチがもらえます!

*カタログモデル同様、ユーザーサポート登録をすると、購入後2年間、
 ・首・手首のシール交換が無料に!
 ・スーツ本体のピンホール修理が無料に!(検査料は有料です)
 
それ以外に、1着1着シリアルナンバーが入り、より限定感が増します!
シリアルナンバー「001」の抽選は9/3に行われます
 
この時期にドライスーツをご検討の方には、絶対この限定ドライスーツがお勧めです。
カタログなど商品詳細は店頭スタッフまで♪
 
ノリス 本社 高橋武志

夏はとにかくいろんな意味で”ムレムレ”

お盆も過ぎたあたりから各地の海水温は1年で一番高い時期へと突入します。この頃から、海中世界はとにかく群れる魚をたくさん見ることが出来るようになります。
その理由は様々・・・今回はその群れる理由について説明いたします。
魚の群れ
 

生存確率を上げるため

小学校の国語の教科書に必ずと言っていいほど載っていた「スイミー」。その影響からか、魚が群れるのは1匹の巨大な魚に見せるため・・・、と思っていた方もたくさんいるかと思います(幻影効果)。
もちろん魚影が大きくなるので、敵を圧倒する効果がないとは言い切れませんが、強い肉食魚にとっては、ほとんどその効果はないと言われています。
 
それではなぜ?群れるのか?
 
もちろん生存確率を上げる為であります。
単体でいれば、敵に出くわしたとき捕食される確率は高いですが、集団でいれば、少数は犠牲にはなりますが、その間その他多数は逃げ延びる可能性が高くなるというわけです。ちょっと残酷な言い方にはなりますが、生贄を差し出すことで種としては残っていこうという作戦なわけですね。
これを希釈効果といいます。イワシなんかがいい例です。
サカナの群れ

様々な群れるメリット

他にも群れるメリットはいくつかあります。
 
・たくさんの目や鼻で餌を見つけやすくするため
・集団で餌となる魚を襲えるため
・配偶者を見つけやすくるため
・集団で効率的に産卵行動を行うため
・自転車レースのように水の抵抗を少なくし効率的に泳ぐため
 
などなど、捕食されにくするために以外にもいろんな効果があるんですね。
サカナの群れ

夏はたくさんの群れを観察できる!

冒頭でも言いましたが、この時期たくさんの群れに遭遇することが出来ます。
例えば初夏に生まれた幼魚達の群れ。
体が大きくなり、外敵が減るまでの間、希釈効果によって生きながらえようとしているのだと思います。また夏場に産卵期を迎える魚が多く、これまた前述したカップリングや産卵効率を上げる為に、普段群れない魚も、この時期限定で群れたりします。
 
実際に潜った時に群れと遭遇したら、この種類はいったいどういった理由で群れているのだろう?と考察してみてください。
もしかしたら上記以外の理由も見えてくるかもしれんませんよ!!
さぁ、ツアーに行って色々観察しましょう!!
 
ノリス東京目黒店 店長 米村哲也
 
ダイビングツアースケジュール

ノリスオリジナルカレンダーフォトコンテスト応募受付中

日頃のダイビングで水中写真を堪能されている方も多いことと思います。でもみなさん、その撮影した水中写真、せっかくだからこういうことにチャレンジしてみませんか?
タヒチダイビング
 

ノリスオリジナルカレンダー

ノリスでは、毎年、ノリスのお客様がノリスツアーで撮影された写真のみでオリジナルカレンダーを作成しています。
掲載写真数も約40枚とカレンダーとしては多い枚数の写真が載っています。選考こそあるものの、自分が撮影した水中写真がカレンダーになるなんて機会はそうあるものではありません、というか普通はありません!
ノリスカレン代2018

応募要項

現在、カレンダー応募写真受付中です!応募に関する詳細は店頭のスタッフに聞いてくださいね。簡単に言いますと
 
■ ノリスツアーで撮影された水中写真(今年のものに限らず)
■ Lサイズ、もしくはDSCサイズにプリントし、元データと共にノリススタッフへお渡しください
  専用の申込用紙は店頭に準備しております。必要事項を記入ください。
■ 応募出展料無料!!(選考有)
■ お一人様何枚出してもOK!
■ 応募締め切りは 2018年9月30日(日)※場合によって早くなる場合があります
■ トリミングはOK(大幅な色変更などの加工は行わないでくださいね)
※入選作品につきましては若干のトリミングをさせていただく場合がございますので、予めご了承ください。
 
なので、気軽にご応募くださいね。

 

更に素敵なプレゼントが!?

このカレンダーフォトコン、入選され、2019年度のカレンダーの中の1枚に選ばれると
 
2019年度ノリスオリジナルカレンダーを1本プレゼント!
 
このカレンダーはノリスの店内以外に、ノリスが使うダイビング現地サービスや様々な企業様にお配りしていますので、多くの方の目に留まりますよ!
※入選枚数に関わらずプレゼントは1本とさせていただきますので予めご了承ください。
ノリスカレンダーサンプル
 

たまにはスキンダイビングも♪

季節はダイビングシーズン真っただ中!!
リゾートなどでも多いダイビングとダイビングの間の休憩をボート上で過ごす。
こういう時は、水中でより身軽に動くことができ、ダイビング専用器材を背負わないスキンダイビングも、違った楽しさがあっていいですよ☆
スキンダイビング
 

スキンダイビングで使用する器材

基本的に使う器材は
 
・マスク
・スノーケル
・フィン
・ブーツ
・ウエットスーツ
・ウエイトベルト(ウエイト)
 
6つだけ!!!
 
重いスクーバ器材(重器材)がない分、水中でもより身軽に動け、スマートな身のこなしを習得すれば、海との一体感を感じてとても気持ちいいです。
 

スキンダイビングの楽しみ方

スキンダイビングはダイビングとは違い、泡をはかないので、水中でじっとしていれば魚達もよく寄ってきてくれます。
また、スキューバダイビングでは難しいイルカと一緒に並んで泳いだりすることもスキンダイビングでは可能となってきます。
イルカと一緒に泳ぐのは本当に楽しく、水中でイルカと目が合ったり、とても近くまでイルカ達は寄ってくることがあるので、水中でみると、とても迫力がありますよ♪
ドルフィンスイム
 

スキンダイビングはどうやって習うの?

ノリス東京目黒店ではスキンダイビング講習を随時開催中です!(ノリスの兵庫・岡山店舗が便利な方は、お手数ですが店舗までお問い合わせください)
 
小学生からご参加いただける基礎的な練習を行い、安全にスノーケリングを行って頂けるコースや、イルカとの遊び方や泳ぎ方ををしっかり学ぶドルフィンスイムコース、より高度なスキルを身に着け、水中に長く潜っていられるフリーダイビングコースなども開催しております。
 
ダイビングも魅力的ですが、是非、この季節に皆さんもスキンダイビングに挑戦してみてはいかがでしょうか?
気になる方はノリス東京目黒店までお問い合わせください!
https://noris-meguro.jp/contact/
 
ダイビングスクール ノリス東京目黒店 山口大吾

この暑さを利用して

夏ど真ん中の8月がやって来ました!
今年は既に豪雨や猛暑に悩まされる年になっていますね。この問題は日本温暖化で片付けていいのでしょうか?
大雨
 

エルニーニョとラニーニャ

気になったので少し調べてみると重大な原因が発覚しました!
2018年の春に発生したラニーニャ現象をご存知でしょうか?ニュースで、エルニーニョ現象はよく聞かれると思いますが、ラニーニャ現象ってあまり耳にしませんよね・・・
その現象の名前もそうですが、ラニーニャとエルニーニョの現象の違いって知らない方が多いのではないでしょうか。
 

2つの違い

ラニーニャ現象は、南米ペルー沖の海水温が平年より低い状態が続く事のようです。
ラニーニャ現象が起こると日本付近では、夏季に太平洋高気圧が北にはり出すところが多くなるそうです。それが原因で、特に今年の日本は気温が高くなることが多いようです。
天気図
 
ちなみに、エルニーニョ現象は、南米ペルー沖の海水温が平年より高い状態が続く事です。
エルニーニョ現象が起こると日本付近では、夏季に太平洋高気圧が北にはり出しにくくなり、それにより気温が低く日照時間も少なくなる傾向になるそうです。
だから、2018年の夏は暑いんですね!!
 

暑さ対策を

この例年以上の暑さ、皆様は、普段から何かしらの対策をされていることと思います
・こまめな水分補給
・空調をケチらない(寝てる間は冷房を止めない等)
・帽子や日傘を使用
・適度に塩分を補給 等
 
暑い暑いと言うと、ネガティブに感じてきますが
ダイビングの場合は、寒いより、暑い時の方が快適に潜ることが出来ますので、この厄介者のラニーニャ現象を逆に利用し、ダイビングをより一層楽しむというのはいかがでしょうか?
 
暑い夏をダイビングで乗りきりましょう♪
現在ノリス全店、10月までのスケジュールを公開中です!下のバナーをクリック♪
ダイビングツアースケジュール
 
ダイビングスクール ノリス岡山店 店長 早川昌平

水中世界を記憶と記録に♪

統計によると、ダイビングを長く続けている方のうち約8割以上の方がカメラなどの水中撮影機器を持って潜られています。実際、私どもノリスでも多くの方がデジカメなどを利用し水中映像を記録に残され、楽しまれています。
 

オールマイティなコンパクトデジタルカメラ

アウトドア業界では絶大な人気を誇るコンパクトデジタルカメラ、TGシリーズ!海もよし、山もよしと、どんな状況でも私たちを楽しませてくれるこのカメラですが、アウトドアでは使えるけれど、本当に水中でもいい写真が撮れるの?とお思いではないですか??
 
衝撃に強い、厳しい環境下でも使えるこのカメラですが、海の中でも十分綺麗な写真も撮影することが出来ます!
そして何よりモードが豊富!水中に適した水中モードに、とぉぉぉっても小さい生物や花などを撮影する事が出来る顕微鏡モード、その他陸で使用する際のモードも多彩!!小さい生物が好きな方は【水中マクロ】を使用すれば、ほらこの通り!!
 
クダゴンベ
 

便利なモードを使いこなそう

TGシリーズには、他にも便利なモードが沢山!
これらを使いこなすだけで、様々なシチュエーションに合った写真を撮影することができるのです。
例えば、上の写真よりも更に小さいものを撮影したいときは【顕微鏡モード】を使用すればこんなにも近寄って撮影ができるんです!
 

 
また【顕微鏡モード】では、背景がぼけた写真なんかも撮れたり、露出の設定を変えることで黒抜き、青抜きなどの写真も撮影可能と、なんでもこいのTGシリーズ!
せっかくの水中世界!色んな景色や生物を目で見て楽しむのもいいですが、後から思い出として振り返ったり、珍しい景色や生物などを記憶と共に記録にも残して他の方と共有する事でまた新たな楽しみ方が増えてきます!TGシリーズは、現在発売されているコンパクトデジタルカメラの中で、普段使いはもちろん、ダイビングやその他の様々なシーンで活躍できる万能カメラです!
ぜひTGシリーズを持って海に出かけましょう!(もちろん、ノリス各店でもTGシリーズは手に入ります♪)
 
ダイビングスクール ノリス神戸三宮店 西村明人

伊豆は産卵の夏!

連日、酷暑が続いておりますが、「夏がやってきたー!」と言わんばかりの景色がダイビングスポットには広がっています!
伊豆半島のビーチスポットには、海水浴の方、ダイバーの方、観光客の方など、とても賑わいのある雰囲気です。水中に入れば火照った体を冷やしてくれて凄く気持ちが良い。そんなシーズンが今!なのです。
大瀬崎ダイビング
 

この時期の伊豆の海の生物たち

陸上は猛暑ですが、こんな時期の海の中、伊豆半島のお魚たちはと言うと・・・元気です!しかも、今まさに産卵の「ド」シーズンを迎えております。そんな産卵関連で私がオススメする生態。それはこの時期限定でなおかつ、昼間に見ることが出来る「イシモチの口内保育」です。(四国方面で見られるのは4~5月くらいでしょうか)
イシモチ
 

口内保育って何?

この口内保育、少しマニアックかもしれませんが、毎年楽しみにしているくらい面白いのです。
イシモチという魚は、産卵シーズン以外は、割とどこでも群れているところを見ることが出来る普通種です。しかし、産卵シーズンに入ると、毎年同じカップル同士で産卵をし、メスの産んだ卵をオスが口でキャッチ!!そのまま1週間から10日、オスが口の中で卵→子どもを守り、育てていく。これが読んで字のごとくですが、口内保育なのです。
(オスがキャッチする瞬間に写真を撮る際、ストロボが強すぎると驚いて卵をキャッチできないこともあるのでご注意を)
イシモチの口内保育
この写真の口の中のオレンジ色っぽいものが卵です。
 

運命の瞬間が見られるかも!?

そんなかわいい(オスにとってはつらい!?)姿がダイビングでは間近で見ることが出来ます。時々、卵を「バフッ!バフッ!」と吐き出す仕草を見せたかと思いきやすぐに咥え直し、新鮮な水を口内の卵たちにも循環させる。口の中で我が子を一生懸命育てている姿は、目を奪われるものがありますよ。
そして口の中で孵化した稚魚は、オスの「バフッ!バフッ!」というタイミングで口から出ていくのです。
キンセンイシモチの口内保育
わかりにくいかもしれませんが、先の写真よりも口内の卵の色が変わりハッチアウト寸前になっています。ハッチアウトの写真があったらよかったのですが^^;
 
こんな新たな生命が誕生する瞬間に巡り会えるのもダイバーの特権だと感じています。そんな感動体験をたくさんの方にご案内したいと思います!
ダイビングツアースケジュール
 
ダイビングスクール ノリス東京目黒店 鳴海奎

ライセンスコースと体験ダイビング

初めてダイビングをする場合、「体験ダイビング」と「ライセンスコース」どちらがいいのか悩んでしまいますよね?ここでは「あくまで一般的な考え」ではありますが、その答えを紹介させていただきます。

目次

体験ダイビングとライセンスコースの違い

体験ダイビングの主な内容

ライセンス(Cカード)取得コースの主な内容

体験ダイビングとライセンスコース、どちらがおすすめ?
 

体験ダイビングを何度やってもライセンスは取れません

ダイバー認定
旅行先などで気軽にできる体験ダイビング。この体験ダイビングは、何十回やってもオープンウォーターダイバーはおろか、スクーバダイバーにすらなる事はできません。ダイビングを始めようか悩んでいる方は、それも含め、下記を参考にしていただけたらと思います。

 

体験ダイビングとライセンスコースの違い

体験ダイビングとライセンスコース(正式には「オープンウォーターダイバーCカード取得コース」ですが、分かり易くするために以下、「ライセンスコース」と記載します)のコース内容は後程紹介しますが、それぞれを実際に行った場合、
■ 体験ダイビングは、インストラクターに「潜らされる」
■ ライセンスコースは、自分自身で「潜る事ができるようになる」
という大雑把ではありますが、このような感覚の違いがあります。
体験ダイビングは自由度が少なく、開催するお店によってはシリンダー(タンク)の付け根をインストラクターが引っ張るようにして泳ぐ場合もあります。あとは、水中に設置されたロープを持ちながら決められたコースを一周回るだけなど。

 

体験ダイビングの主な内容

体験ダイビングは申込後、簡単な説明のみで実施されることがほとんどです。説明も長くて30分~1時間程度。私どもノリスでも専用のブックレットを使用して1時間程度を1回行うのみです。
潜るための器材の準備は、もちろん担当のインストラクター任せ!全てインストラクターが準備を行ってくれますので、体験する側としては楽チンです♪
器材を装着して潜る前に、水(海)に慣れるために浅い所でスノーケリングをしてくれるお店もあります。そのタイミングで最低限の安全管理・テクニックを練習する場合もあります(マスクに水が入った時の対処法など)。
そのあとは、いざ「体験ダイビング」!です。インストラクターと一緒に海中を探検します。
 
■参加前条件:10歳以上の健康な方
最大水深は6m(オプションで12m)ですので、それ以上潜っているお店は基準違反となります。そういうお店はそれ以降のライセンスコース等における安全度には「?」が付きますね。特に透明度の良いリゾートにはありがちですのでご注意ください。
実際に海の中を潜っている時間ですが、30分前後程度に思っておいてください。これはライセンスコースの学科で学ぶ内容でもありますが、ダイビングはシリンダー内の空気がなくなるまで潜っていてよいものではないのです。
体験ダイビング7

 

ライセンス(Cカード)取得コースの主な内容

では、体験ダイビングと違ってライセンスコースの内容はといいますと、
 
■参加前条件:10歳以上の健康な方(体験ダイビングと同じですね)
 
1.(最近は)事前説明会(を行うお店がほとんどです)
この説明会でコースの内容やそのお店のスタイル・方針などを聞き、料金面を含めて自分に合っていると思うお店で始めましょう。ノリスでは「無料説明会」を必ずライセンスコースを希望される方に参加いただいています。
 
2.お申込み後、予習
(お店とのトラブルを避けるためにも)申込書に記載されている注意事項をしっかり読みましょう。
予習に関しては、「不要」というお店もあるそうですが、実際に教材を見ていただくと予習が必要な意味をお分かり頂けると思います。学科は教材内で説明・記載された専門用語をそのまま用いて進められます。ですので、そこで言葉の意味が分からないと学科がスムーズに進まず、知識としても入ってこなくなってしまいます。
また学科自体を行わず、「自宅学習→お店でテストのみ」というお店もありますが、これも知識として残らなかったり、間違った解釈で覚えてしまったり、「?」な部分もそのままになってしまいますので、学科の時間があるor(最低でも)質疑応答の時間があるお店を選びましょう。
 
3.学科
学科の最後にテストがありますが、これは海洋実習にいくまでに合格しなければなりません。短期間の合宿的なプランや旅行とパックになったプランも、日数によってはライセンス取得が難しくなります(現地での天候・海況不良も含め)。そういう事をしているお店は不合格のリスクを減らすために、「テストだけの為の学科」を行っていることもあるそうです。
またノリスでは学科講習中から行いますが、海洋実習までにセッティング(器材をシリンダーに取付け、潜るための準備をする)練習を一定回数行わなければなりません。
ダイビング学科講習
 
4.限定水域実習~海洋実習
限定水域実習はプールで行う必要はありません。ですが、初めて行うスキルが多いことと、海はやはり自然のものですので、海況・天候によっては過度のストレスを与える可能性があります。ですので、そのリスクを避けるために特に都市型のプロショップではプールで行うことが多いのです。
限定水域実習終了後(もしくは別日程で)海洋実習を行います。実習では4回のダイビングを行います。
ダイビングプール実習
 
このようにライセンスコースは自分で「潜る事ができるようになる」内容ではありますが、限定水域含めも、たった5回しか実習を行いません。これで「一人前のダイバー」として自信を持って言えるかと言うと・・・正直無理ですよね。
器材(道具)を使うスポーツは多々ありますが、たった5回の練習で一人前になる事ができるスポーツなど存在しません。そこから経験と更なる知識が必要になるのです。これはダイビングとて例外ではありません。逆に、水の中という人間が普通では過ごすことのできない場所で行うのですから、必要となる「経験と知識」は陸上スポーツ以上と言えるのです。
バディチェック

 

体験ダイビングとライセンスコース、どちらがおすすめ?

で、結局はどちらがおすすめなの?と言いますと、
 
1.水に対してほぼストレスがない(25mくらいは泳ぐことができる。水に顔をつけても平気等)
2.耳抜きが普通にできる(新幹線がトンネルに入る時や飛行機の上昇下降時等で耳に違和感や痛みを感じた際、唾を飲んだりしてその違和感や痛みを取り除く事ができる場合)
 
この2つをクリアしているのなら「ライセンス取得コース」がおすすめです。耳抜きに関しては陸上ではできたのに、体験ダイビングではできなかったという方も意外と多くおられます。
その理由は「体験ダイビングでは耳抜きに関しての説明がほとんどない」からなのです。学科をしっかり行い、限定水域実習もあるライセンスコースでは、耳抜きを原理から学び、その方法を数種類知った上で限定水域で実践ができるのです。しかもノリスで限定水域実習で使用するプールには「はしご」もついているので、自分のペースで耳抜きを行いながら潜っていくことができますよ。
ダイビング専用プール
 
また「心配性なのでやっぱり体験から・・・」という方もおられますが、それも逆です。心配性な方だからこそライセンスコースがおすすめです(上記の1・2が問題ない場合)。
これも主な理由は「学科」です。心配性な方がほとんど説明もない体験ダイビングでされるがまま潜りたいですか?不安ですよね。ライセンスコースではご自身で理解したうえでの実習となりますので、心配性な方ほどおすすめなのです。
 
ただ、上記の1と2どちらかに不安があるという方に関しては「体験ダイビング」がお勧めになります。特に「耳抜き」が陸上でもできにくいという方は、事前に耳鼻科に行かれて診断してもらう事をおすすめします。

 

まずは無料説明会に参加してください

ノリスでは、上記のような「どのコースがいいのだろう?」と迷っている・分からない場合や、コースの詳細を聞いてみたいという方のために、「始める始めないにかかわらず」ダイビングに興味があるという方には「無料説明会」にご参加いただく事をおすすめしています。無料説明会は完全予約制、お一人様から開催します。お申込みは下のバナーをクリック♪
ダイビング無料説明会