耳抜きをマスターしよう!

最近やっと、陸上は春になり暖かくなってきましたね🌸
 
海に潜りに行こう!と思う方も増えてきたはず。
そこで最近よくこんな質問が飛んできます。
 
「耳抜きがうまくできないけどダイビングを始めても大丈夫??」
その答えは、YES!!
 
耳抜きが出来ない人の大半は、やり方を知らないだけ。
鼓膜が破れている、耳、鼻に疾患があるなど以外は、
耳抜きの正しいやり方やコツを学び、練習したら出来るようになります。
 
私もインストラクターをやってきて、
耳抜きがうまくできない方を何人も見てきました。
その方たちは最終的に耳抜きスキルを取得し、今ではスムーズに耳抜きをしながら
ダイビングを楽しまれていますよ!
 
ダイビング耳抜き
 
耳抜きが出来るようになるには
陸上、水中ともに継続してケアすること。
少しだけご紹介いたします。
 
陸:耳裏の筋肉をゆっくりマッサージしてほぐす!
  ガム、スルメなどよく顎を動かすものを噛む!
  耳抜きに必要な筋肉を鍛える!
 
水中:水中の圧力に慣れる!
自分に合う深度を探し、いいタイミングで耳抜きをする!
 
ことが重要です。
 
何事も継続することが重要!👆
是非、出来ることからやってみてくださいね♪
 

 
また、ノリスでは水深5mのプールを大阪店、舞子店に完備しており、
その2つのプールには、水底まで続くハシゴが設置されています!
 
ハシゴをうまく使って、自分自身が耳抜きのしやすい深度、身体の角度を
じっくり研究することが出来ます。
 
耳の中は目では見えない為、すべて体の感覚。
感覚を掴んでみましょう!♪
 
耳抜き練習だけでも大丈夫です。
お気軽にプールに遊びに来てくださいね☺
 
また、耳抜きに関して詳しい内容はこちらで記事にしておりますので
ぜひご覧ください♪ →→ こちら
 
ダイビングスクール ノリス神戸舞子店 岡本清香
 
ダイビングスクールノリス公式X  ダイビングスクールノリス公式YouTube  
 

 

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プロが教える【ちょっと得するダイバー豆知識 ①-4】耳抜きのコツと練習グッズ

前回までの内容はこちらからどうぞ
【耳抜きのコツ - 前編】
【耳抜きのコツ - 後編】
【耳抜き練習グッズ - 前編】

耳抜き練習グッズ - 後編

前回紹介しましたオトヴェント。
一般ダイバーや旅行先で体験ダイビングをされて耳抜きがうまくいかず、現地の人に聞いてノリスにオトヴェントを求め、来店される方も年間数名おられます。
やはり、オトヴェントは知名度・お求めやすさ・実用性の全てにおいて一番重宝されている耳抜き練習グッズではないでしょうか。
 
さて、用途はオトヴェントとは若干異なりますが、ランニングコスト面だけで見ると、オトヴェントよりも安くなる耳抜き練習グッズを1つ紹介します。
その名もYearHopper(イアーホッパー)
 
イアーホッパーyearhopper
 
正式名称、「自己耳管通気装置」という堅苦しい名前で、こちらもオトヴェント同様、滲出性中耳炎を改善するための器具です。
どういうものかと言いますと、ボタンを押すだけで本体からコンスタントに一定量の空気を自動的に送り出してくれます。
その空気を鼻腔(鼻の孔)から耳管に送って耳管を開けるという仕組みです。
ですので、正直イアーホッパーに関しては、耳が抜けた感覚を理解するという用途としてはいいのですが、オトヴェントのように、「自分で息む強さを覚え、耳抜きをする感覚を掴む」ということまでは難しいでしょう。
 
イアーホッパーyearhopper
 
ただ、イアーホッパーには、オトヴェントの様にパーツ(バルーン)の使用回数制限はありませんので、人によっては継続して使用することで、耳管が開きやすくなり、耳抜きがしやすくなる可能性は大いにあります。
あと、ランニングコスト面ではオトヴェントよりも安くなるとは言いましたが、購入する値段が少し高めなのがネックです。
なので、一般の方は「お試しで・・・」と手を出すのは少し難しいと思います。
 
他に、耳抜き練習グッズではありませんが、
耳抜きに関連したアイデアグッズ(?)も合わせて紹介します。
 
1つ目はダイビングやスキンダイビング用の耳栓です。※通常の耳栓とは異なります。
耳栓に開いた特殊な通気口により、耳に感じる水圧の変化を緩やかにしてくれるものです。
ですので、この耳栓をしても耳抜きはしなければなりません。
 
ダイビング専用耳栓
 
これに関しては、耳抜きができる人が、耳抜きをするタイミングが遅れないように補助してくれるようなものと考えると良いでしょう。
ただ、人によっては、耳が抜けやすくなったと感じる方もおられるそうですし、人によっては、いわゆる耳栓をした状態で潜るので、気になってしまったり耳栓の方に違和感を感じてしまう方もおられるそうです。
サイズもあるので、購入の際はご注意を。
 
もう1つは「プロイヤーマスク(ドライイヤーマスク)」です。
耳に水が浸入しないように耳が覆われたパーツが付いた特殊なマスクです。
マスクのスカート部分と耳を覆っている部分(イヤーカップ)がホースでつながっており、マスク側からイヤーカップへ空気を送り込むことで、耳抜きをしやすくするというものです。
ですので、こちらも耳抜きをする必要はあります。
 
この2つに関しましては、あくまで耳抜きの補助グッズとしてお考えいただけたらと思います。
 
今回は耳抜きに関連したグッズを紹介しましたが、これらを使用する・しないに関わらず、無理は絶対に禁物ですよ。
何度も書きますが、ノリスを含めたダイビングプロショップのスタッフも、あくまでダイビングのみのプロであって、医者ではありません。
ですので、お客さまの耳抜きに関してアドバイスや上記のようなグッズの紹介はできますが、厳密な診療は当たり前ですができません。
どうしても判断できない、気になるという時は必ず耳鼻科へ行ってください。
悩んでいても何も変わりません。
行けば自分の状態がわかるわけですので、その情報をもとにプロショップのスタッフへ相談されると良いでしょう。
善は急げです。

 

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プロが教える【ちょっと得するダイバー豆知識 ①-3】耳抜きのコツと練習グッズ

前回までの内容はこちら
【耳抜きのコツ - 前編】
【耳抜きのコツ - 後編】

耳抜き練習グッズ - 前編

さて、前回までで、鼻のつまみ方、耳抜きのタイミングについて紹介してきましたが、
そうはいっても、なかなか耳抜きの感覚(バルサルバ法で言う、鼻をつまんで息む強さ)や、耳抜きができているという感覚が分からないという方も多い事でしょう。
 
そこで、ご紹介するのが、耳抜きの練習グッズとしておそらく一番有名な
Otovent(オトヴェント)です。(何か通販番組見たいですね。)
もちろん、ノリスで購入可能(店頭にない場合もお取り寄せ可能)です♪
 
オトヴェントotovent
 
元々は主に小さな子どもに見られる滲出性(しんしゅつせい)中耳炎(※中耳腔での炎症時に出る液体が、本来、耳管から喉の方へ流れるのですが、耳管が機能せず、中耳腔内にたまる中耳炎)を改善させるために開発されたものだそうで、それを理想的な耳抜きを身につけるための練習道具として用いているのです。
で、オトヴェントはバルサルバ法の、息む強さ(どれくらいの強さで空気を送りだしたらいいのか)やその感覚を習得する為のものです。
ですので、間違っても「耳抜きができるようになる道具」「耳が抜けにくいのを治す道具」ではありませんので、誤解が無いようにお願いします。
 
オトヴェントotovent
 
取り扱い方法は説明書に記載されていますが、どういうものかと言いますと、片方の鼻をふさいだ状態でもう一方の鼻で専用のバルーン(風船)を膨らませるというものです。
 
オトヴェントotovent
 
そのポイントとしては、
 
① 一気に息まないこと。鼻をかむ時のように息む力が強いと、鼓膜を傷める可能性が高くなり耳も抜けづらくなります。
  思い切り吸って、「フンッ!」としないように、少し息を吐き気味で、ゆっくり押し出す感じにするとよいですね。
 
② 適切なスピードで行う。大体4秒~5秒くらい(2~3秒で膨らませ、2秒膨らんだ状態を維持)に1回が目安。
  強く息むとバルーンは膨らみますが、それを実際にやってしまうと鼓膜を傷めるでしょう。そうならないためにこの時間が設定されているのです。
 
オトヴェントotovent
 
  膨らませる大きさの目安は「グレープフルーツ大」です。
  膨らませるスピードは、ゆっくり過ぎると通常の潜降スピードに間に合わないので上記のスピード位が望ましいです。
  膨らませている途中や、2~3秒膨らんだ状態を維持している途中で耳が抜ける音がしたとしても、所定の時間が来るまでは途中でやめないようにしましょう。
 
この2つをオトヴェントなしの状態でも再現できる様にする事が、オトヴェントを使用する最終目的なのです。
もちろん、水中にオトヴェントを持っていくことはできませんし、一度できたからと言って終わりというものでもありません。
 
※膨らませるバルーンについては、専用のものを必ず使用し、20回以上同じバルーンで練習を行わないことも知っておきましょう。
 市販の風船等を使ってしまいますと、適切な膨張圧力が足りない・強すぎるなどがあるので代用は禁止されています。
 
耳抜きの練習は陸上であっても反復練習しておくべきです。
1日どれくらい練習すればよいのか。もちろん、最初は数回で十分ですが、徐々にその回数を増やしていきましょう。
実際、1ダイブで行う耳抜きの回数を考えてみるといいでしょう。
ボートダイビングで考えると、おそらく1ダイブで20~30回くらいはしているのではないでしょうか。
それを1日2ダイブしたとすると、50~60回。3ダイブなら・・・。
 
オトヴェントで感覚をつかんだあとの練習は、理想を言えば、これくらいは練習したいですね。もちろん、無理は禁物ですよ。
ですが、上記に記載した通り、バルーンの使用回数制限があるので、何度も行うとバルーン(バルーンだけの商品もあります)がもったいないですよね。
なので、バルーンでの練習でできるだけ早く感覚をつかんでしまい、あとは手で鼻をつまんで実際にやってみる。上手くいけばそれで反復するようにしましょう。
 
この続きは【耳抜き練習グッズ - 後編】へどうぞ。
 

 

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プロが教える【ちょっと得するダイバー豆知識 ①-2】耳抜きのコツと練習グッズ

前回の内容【耳抜きのコツ - 前編】はこちらからどうぞ

耳抜きのコツ - 後編

さて、前回お話ししたように、上手く鼻をつまむ(鼻の孔をふさぐ)事が出来るようになったら、あとは耳抜きのタイミングです。
 
padi_ok
 
耳抜きのタイミングについては、PADIオープンウォーターコースの学科中や様々な場面で話がでますが、まず「痛くなってからでは遅いよ」という事です。
そして、こちらもオープンウォーターコースの学科で学びますが、水圧の変化は水深が浅いほど変化する割合が大きいという事です。
水深17mから18mへ行く時の圧力変化よりも、0m(水面)から水深1mに行く時の圧力変化の方が大きいという事ですね。
一般に、水深10mくらいまでが、耳抜きを頻繁にする必要があり、耳抜きが苦手な方にとっては要注意の区間(?)と言われています。
 
よく言われる耳抜きのタイミングと間隔は(あくまで耳抜きが苦手な方に向けた目安です)
① 潜降前に水面で一度耳抜きをする
② 水深5mくらいまでは、50cm毎に1回
③ 水深5m~10mまでは、1m毎に1回
④ それ以降は耳が痛くなる前、違和感を感じる前に早め早めに行う
というタイミングですね。
 
「途中までいい感じで耳抜きができていたのに、抜けなくなった」という方もおられるでしょう。
その対処はありきたりではありますが、まず、耳の痛みがおさまる深度までゆっくり浮上し、そこでもう一度耳抜きを試みましょう。
もし、片方の耳だけが抜けない場合も、同様に少し浮上して再度試みたり、抜けない方の耳を上に向けて(首を傾げる感じで)、再度試みましょう。
このようなことを何度かトライしても耳が抜けなくなってしまったという場合は、ガイドにそのことを伝え、指示に従いましょう。
間違っても自分だけで判断し、勝手に浮上することが無いようにしてください。
(耳に違和感がある時のハンドシグナルは覚えていますか?)
 
実際に水中で行う耳抜きに関しては、これからダイビングを始める方でしたら、オープンウォーターコースの限定水域講習をノリスは基本プールで行うので、そこで練習していく方が多いです。
特に、ノリス神戸舞子店のプールの様に、「はしご」がついているプールなら、自分のペースで潜降できるので、より安心ですよ。
 
はしご 耳抜き ダイビングプール
 
既にダイバーの方でも、リビューコースやビーチダイビングなどから(もちろんプールでも可)練習していく方法もあります。
ただ、前に書きました通り、水圧の変化は水深が浅い方が大きいので、人によっては、ビーチダイビングよりもボートからのロープ潜降の方が意外と楽という方もおられます。
 
当たり前ですが、耳が痛いのに我慢して潜ったり、耳が抜けないからと言って思いっきり息んだりしてしまうと鼓膜を破ったり、傷つけたりしてしまいかねませんので、無理は禁物ですよ。
 
どうしても耳抜きができないという方に関しては、耳鼻科で診療していただく事を強くお勧めします。
決して自分で判断しないことです。私どもダイビングプロショップのスタッフも医師ではありませんので、そこは必ず医師にの診断を受けてください。
 
しかし、以前の「耳抜きとは」でもお話ししました、陸上で出会う耳抜きのシーンで、耳抜きができている人や、耳鼻科で耳管機能に問題が無いと診断された人は、水中でも耳抜きをすることが可能なはずです。
もちろん陸上とは環境が違いますので、前回と今回で紹介したいくつかの方法で試してみてください。
鼻のつまみ方と同様に、ご自宅でマスクをつけて練習するのも良いでしょうし、そのままお風呂(マスクのゴムに良くないので熱すぎないように)で練習というのもいいですね。
そうやって、まず何より正しい耳抜きの仕方を覚えていく必要があります。
 
この続きは【耳抜き練習グッズ - 前編】へどうぞ。
 

 

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プロが教える【ちょっと得するダイバー豆知識 ①-1】耳抜きのコツと練習グッズ

前回の内容【どれくらい潜ったら上手くなるの??】はこちらからどうぞ

耳抜きのコツ - 前編

以前、耳抜きについてお話ししましたが、まだ読まれていない方は先にそちらを読んでからこちらの内容をご覧頂けたらと思います。
 → → 【ダイバーになろう ⑤】耳抜きとは はこちらをクリック ← ←
 
ダイビング耳抜き
 
今回はこれからダイビングを始めようとされている方だけでなく、実は既にダイバーになった方でも意外と多い「耳抜きに関するストレスや不安」について、「耳抜きのコツ」としていくつか紹介をしたいと思います。
そしてなかなか耳抜きが上手くできない、感覚がつかめないという方に向けての「耳抜き練習グッズ」も後半にいくつか紹介します。これらを計4回に分けて紹介していきますね。
 
さて、耳抜きの仕方ですが、「バルサルバ法」「トゥインビー法」「フレンツェル法」等が代表的なものとしてはあります。
まず、その特徴(耳抜きの仕方)について紹介したいと思います。
 
バルサルバ法:一番オーソドックス(?)な方法。鼻をつまんだ状態で鼻をかむような感じに息む方法です。鼻をつまんで「フンッ!」と息むのですが、強すぎるとだめですよ。
 
トゥインビー法:鼻をつまんだ状態で唾を飲み込む方法。ただ、ダイビング中は唾が出にくいので水中では使用しにくいですが、潜る前の水面で有効な方法です。
 
フレンツェル法:少し分かりにくいかもしれませんが、鼻をつまんだ状態で、舌の根元の方を上あごの方へ持ち上げるようにする方法です。
 
これら3つの方法に共通する「鼻をつまむ」という行為ですが、「陸上では耳抜きができる・できているのに、水中ではできない」という方は、上手く自分の鼻をつまむことが出来ていない可能性があります。
どうしてかと言いますと、まずダイビングのマスクは「鼻」の形にジャストフィットではありませんよね?周囲に余分な空洞があると思います。
 
ダイビングマスク フード
 
そして、一般的に「鼻をつまんでください」というと、顔の前方や前方斜め下くらいから手を鼻の方に持っていき、鼻をつまむと思います。
そうした時、陸上では問題なく鼻をつまむ(鼻の孔をふさぐ)事が出来ていたとしても、ダイビングのマスクを装着した状態では、マスクに空洞部分がある事で、人によってはマスクのノーズポケットの途中で鼻をつまんでしまい、結果、鼻をつまみきれていない(鼻の孔をふさぎきれていない)場合があるのです。
 
では、どうすればよいのか、どうすればマスクをつけた状態で上手く鼻をつまむことができるのか。
それは、マスクの下側から鼻をつまむのです。
両手の人差し指を使ってノーズポケットを両側から挟むようにする方法もありますが、ダイビングで一番最初にやってくる耳抜きのタイミングである潜降時には、ボートダイビングでは潜降ロープを持ちながら降りていくと思いますので、両手を自由に使う事はなかなかできません。
そう考えると、前者の方がベターでしょう。
 
ただ、マスクをつけた状態で鼻をつまむことができているかどうかを、いざ、本番のダイビング時、水中で・・・となると特に耳抜きが苦手な人にとっては分かりにくいです。
ですので、まず、陸上(自宅)でマスクをつけて鼻を確実につまむ練習をし、感覚を掴みましょう。
耳抜き自体が問題ない方については、陸上でマスクをつけた状態で耳抜きの練習をするとより効果的です。
 
この続きは【耳抜きのコツ - 後編】へどうぞ。
 

 

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プロが教える【ダイバーになろう ⑤】耳抜きとは

前回の内容【始めるなら体験ダイビング?それともライセンスコース?】はこちらからどうぞ
 
ダイビングを始めようとされる方で「耳抜きができるか不安」「耳抜きって難しいんですよね?」と言われる方が結構多くおられます。
今回はそんな「耳抜き」についてお話ししたいと思います。
 
<目次>
 ・耳抜きができるか心配
 ・そもそも耳抜きとは?
 ・陸上で出会う耳抜きのシーン
 ・耳抜きに影響するもの
 

耳抜きができるか心配

ダイビングを始めようかという方の中に、「耳抜き」が不安、という方はとても多いです。
ただ、その中の半数以上の方が「耳抜き」というもの自体をよく理解されていない方が多く、「よくわからない=不安」という方が多いのも事実なのです。

この「耳抜き」ですが、実は、知らないうちに陸上生活の中でも無意識に行っているシーンがあるのです。
もし、あなたが「耳抜き」についてその意味や方法・手段がわからないとしても、後に述べます陸上でのシーンで「耳抜き」が(実際それが「耳抜き」ということだと意識していなくても)できているのなら、あなたはダイビングでも「耳抜き」ができるはずです。
更にライセンス取得コースでは、「耳抜き」の原理やその手段を数種類学びます。
ノリスではいきなり海に行かず、ダイビング専用プール(水深1.2mと5.3mの2段階の深さのプール)で耳抜きに不安がある方は十分に練習もできますし、はしごもついているので、水深を意識しながらマイペースで耳抜きをしながら潜降する(沈んでいく)ことができるのでご安心くださいね。

そもそも耳抜きとは?

ダイビングで言う「耳抜き」をまず簡単に説明しておきましょう。
ダイビング中に耳抜きを必要とされる状況としましては、
まず潜降(水面から下へ潜っていくこと)時に増加していく周囲の水圧によって、鼓膜の内外で圧力差が生じ、鼓膜が内側に圧迫されます(下図の赤い矢印)。
この圧迫により、鼓膜の外側と内側に圧力差が生じる事で発生する違和感や痛みを解放する手段が「耳抜き」なのです。
鼻と耳はつながっていますので、一般的な方法としては、
鼻をつまんだ状態でゆっくり鼻をかむように鼻から息を出そうとします。
そうすると、出口(鼻のあな)がふさがっているので空気は鼻から耳の方へ送られます。
その鼻の方から耳の方へ送られた空気が耳管を広げ、水圧で外から押されている鼓膜を内側から押し返して元の様に戻してあげる(下図の青い矢印)というものです。
このように鼓膜の内側と外側の圧力を同じにしてあげること(圧平衡)で、その違和感や痛みが無くなるのです。
解放と大げさに言いましたが、簡単に言えば「痛い」→「痛くない」にする方法という事ですね。
 

 
ちなみに、この「耳抜き」をせずに違和感や痛みがあるまま潜降し続けると・・・多分痛くて一定水深より深くは潜れなくなるでしょう。
我慢もダメです、中耳炎や炎症を起こしてしまったりするかもしれませんからね。
更に無理をしてしまうと、鼓膜が破れてしまう事も・・・。
※深度3~4m程でも破れる人はいます。

破れた鼓膜は再生こそしますが、治っても「破れ癖」がついてしまい、以前より破れやすくなってしまうこともあるので絶対に無理は禁物ですよ。

陸上で出会う耳抜きのシーン

しかし、冒頭に記載した通り、この耳抜き、実は陸上で経験している方も多いのです。
どういうシーンかと言いますと (※ 以下は個人差があります)
 
・車に乗っていて、高速道路などである程度速いスピードで急な高低差の所を走っている時
・新幹線など早いスピードの乗り物に乗った状態でトンネルに入った時
・(陸上ではなく空中ですが)飛行機の上昇・下降中

 
これらのシーンに共通して感じる耳の違和感・痛み、これがダイビングの潜降中に起こる耳の違和感・痛みと同じなのです。
 
安全に潜降・浮上
 
では、この陸上のシーンでそうなってしまった時、皆さんはどのように対処されていますか?
一番多いのは「唾をのむ」ということでしょう。
唾を飲むことで違和感や痛みが無くなると思います。
それで違和感や痛みが無くなった方は、それで「耳抜きができている」のです。
※このような陸上でのシーンで、耳が痛いままで我慢するしかないという方は、必ず事前に医師の診断を受けられてからスタートされることを強くお勧めします。
 
上記の様に、陸上では唾をのむという方が多いと思います。
しかし、水中ではシリンダー(背負っているタンク)から湿り気のない乾燥したキレイな空気を吸うので唾が出にくいです。
ですので、鼻をつまんたまま、鼻を程よい強さでゆっくりかむようにする方法をされる方が一番多いです。

しかし中には、強者(?)もおられ、手を使うことなく、下顎を少し左右に動かしたりするだけや、耳付近を意識するだけで耳抜きができる方もおられるのです。
羨ましい限りです。

耳抜きに影響するもの

ただ油断大敵です。
耳抜きは様々な要因で普段問題なくできている方でも、できなくなったり、できにくくなることがあるのです。
その一例としては
 
・ストレス、プレッシャー
・睡眠不足
・風邪などの体調不良
・二日酔い
・疲労

 
等があります。
下の4つにつきましては、ダイビングはしてはいけませんが・・・。
 
ですので、陸上で耳抜きができる方でも、体調などを整えずに潜ってしまうと、「耳抜きができない」ということになりかねませんので、ダイビングの前は、しっかりコンディションを整えておきましょう!
 
耳抜きのコツは別の機会にお話ししましょう。
次回はお店選びのコツ「ダイビングはどこで始めるのがいいの?」 です。← ← クリック
 
ちょっと得するダイバー豆知識【耳抜きのコツ - 前編】はこちら。← ← クリック

 

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