2022年6月16日:兵庫県神戸市・舞子浜にて
■実施日:2022年6月16日
■実施場所:兵庫県神戸市・舞子浜
■参加人数:2名
大分水の中もあたたかくなってきました。
透視度が少し悪かったですが安全に海中清掃を行いました。


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官公庁の依頼で駆除活動を行いました。
※オニヒトデは危険なので通常のツアーやイベントでは行って
おりません。

YouTubeの「ハローキティチャンネル」とコラボして
神戸の舞子浜を海中班・陸上班に分かれてビーチクリーンナップを行いました。


近代化の代償とした水質の悪化や沿岸域の開発により、
アマモの生息地が大幅に減少しています。
「アマモ」は小さな魚や甲殻類たちの棲みかになるだけではなく
海をきれいにしてくれます。
さらに光合成により、二酸化炭素を吸収して酸素を作ってくれます。
そんな海の中の生き物にも我々人間にも重宝するアマモの移植を
地元の小学生たちと行いました。


ノリスの会員様やその関係者の方を中心に約100名が集まり
クリスマス時期にサンタの恰好をして海岸・海中清掃を行いました。



神戸新聞NEXTのYoutube
上記以外に、サンゴの植樹、サンゴを食べる貝の駆除なども行ってきました。
(通常の)海中クリーンナップは、現在も定期的に開催中です。
海岸清掃に関しましてはダイバーでなくてもできますので、
機会がございましたらぜひご参加くださいね。
兵庫県明石市にある大蔵海岸や神戸市にある舞子浜をはじめ、
高知県柏島、和歌山県白浜、和歌山県串本、
愛媛県明浜、岡山県渋川ビーチ等で海岸・海中清掃を行っています。

兵庫県明石市大蔵海岸

愛媛県明浜

高知県柏島

高知県柏島

和歌山県串本

岡山県渋川ビーチ

和歌山県白浜

和歌山県白浜
兵庫県明石市にある大蔵海岸にクリスマスの日に5名のダイバーが海中清掃を行いました。


その活動は神戸新聞にも取り上げられました。
和歌山県串本や田辺等で折れたサンゴの植樹活動を行いました。


スキューバダイビングの入門コースと言える、PADIオープンウォーターダイバーコースでも学ぶ多くのハンドシグナル。
ダイバーの皆様はしっかり覚えていますか?
その中に2020年8月、新しいハンドシグナルが加わったことはご存知でしょうか?
ちなみにまだ、現在使用されているマニュアルにも未掲載です。
どんなハンドシグナルかと言いますと
「調子が悪い」「体調が悪い」です。

指を(一本でも二本でも三本でも四本でもいいので)自分の方を向け、頭とおへそ辺りを通る感じに大きくサークルを描きます。
※サークルが小さいと、その部分(器材等)がおかしいと勘違いされる可能性もあります。
回す方向や左右のどちらの手という事は関係ありません。
ハンドシグナルの使い方の例で言いますと
「何か変だ」 → 「体調が悪い」 → 「浮上したい」 という感じで複数のハンドシグナルと組み合わせて使用します。
どうしてこのようなハンドシグナルが追加されたかと言いますと、
まず、ノリスでもそうですがダイビング前にメディカルチェックを行っているプロショップは多いです。
しかし、それはダイビング前だけの話であって、ダイビング中に体調を崩す可能性もあります。
そして実際、PADIの報告では、ここ最近起こったダイビング事故の約70%が、「ダイビング中の体調悪化」によるものだということです。
なので、こういった水中での体調変化に対応するために追加されたという事です。
ダイビング中に健康な方が急変することはほぼありませんが、高血圧や心肺に疾患があり、医師のOKが出た上でダイビングをしている方が「浸漬性肺水腫(しんしせいはいすいしゅ)」になったという事例があるそうです。
浸漬性肺水腫は、呼吸困難になる疾病の1つで、肺から酸素を上手く取り込むことができなくなることによる症状で、水泳やスキンダイビングなどでも起こり得ます。
ダイビングやスキンダイビングの終盤・浮上していくにつれ、環境圧は低下していきます。
それに従い肺胞腔内の酸素分圧が急に低下していき、呼吸がしにくくなり、場合によっては水面近くで意識を失ってしまうということもあるそうです。
素潜り前の過換気は当たり前ですが本来してはいけません。
素潜りを何回も続けてくと、体がと二酸化炭素を蓄積することに慣れてきます。
そうなると、もちろん長く潜れるようになるのですが、体はその分、より低酸素状態になっていきます。
ですので、素潜りでの潜水事故は潜り慣れた頃に起きる事が多いという事を知っておいてください。
浸漬性肺水腫の自身の疾患以外の原因としては、「寒さ」「締め付け」などがあり、これらにも注意が必要です。
無理をして適温でない海にウエットスーツで潜ったり、体に合っていないスーツを身に着けて潜ったりということも原因の1つとも言われていますので、必ず自分の体に合ったスーツ、そして真夏以外ではドライスーツを使用するようにしてください。
さて、前回お話ししたように、上手く鼻をつまむ(鼻の孔をふさぐ)事が出来るようになったら、あとは耳抜きのタイミングです。

耳抜きのタイミングについては、PADIオープンウォーターコースの学科中や様々な場面で話がでますが、まず「痛くなってからでは遅いよ」という事です。
そして、こちらもオープンウォーターコースの学科で学びますが、水圧の変化は水深が浅いほど変化する割合が大きいという事です。
水深17mから18mへ行く時の圧力変化よりも、0m(水面)から水深1mに行く時の圧力変化の方が大きいという事ですね。
一般に、水深10mくらいまでが、耳抜きを頻繁にする必要があり、耳抜きが苦手な方にとっては要注意の区間(?)と言われています。
よく言われる耳抜きのタイミングと間隔は(あくまで耳抜きが苦手な方に向けた目安です)
① 潜降前に水面で一度耳抜きをする
② 水深5mくらいまでは、50cm毎に1回
③ 水深5m~10mまでは、1m毎に1回
④ それ以降は耳が痛くなる前、違和感を感じる前に早め早めに行う
というタイミングですね。
「途中までいい感じで耳抜きができていたのに、抜けなくなった」という方もおられるでしょう。
その対処はありきたりではありますが、まず、耳の痛みがおさまる深度までゆっくり浮上し、そこでもう一度耳抜きを試みましょう。
もし、片方の耳だけが抜けない場合も、同様に少し浮上して再度試みたり、抜けない方の耳を上に向けて(首を傾げる感じで)、再度試みましょう。
このようなことを何度かトライしても耳が抜けなくなってしまったという場合は、ガイドにそのことを伝え、指示に従いましょう。
間違っても自分だけで判断し、勝手に浮上することが無いようにしてください。
(耳に違和感がある時のハンドシグナルは覚えていますか?)
実際に水中で行う耳抜きに関しては、これからダイビングを始める方でしたら、オープンウォーターコースの限定水域講習をノリスは基本プールで行うので、そこで練習していく方が多いです。
特に、ノリス神戸舞子店のプールの様に、「はしご」がついているプールなら、自分のペースで潜降できるので、より安心ですよ。

既にダイバーの方でも、リビューコースやビーチダイビングなどから(もちろんプールでも可)練習していく方法もあります。
ただ、前に書きました通り、水圧の変化は水深が浅い方が大きいので、人によっては、ビーチダイビングよりもボートからのロープ潜降の方が意外と楽という方もおられます。
当たり前ですが、耳が痛いのに我慢して潜ったり、耳が抜けないからと言って思いっきり息んだりしてしまうと鼓膜を破ったり、傷つけたりしてしまいかねませんので、無理は禁物ですよ。
どうしても耳抜きができないという方に関しては、耳鼻科で診療していただく事を強くお勧めします。
決して自分で判断しないことです。私どもダイビングプロショップのスタッフも医師ではありませんので、そこは必ず医師にの診断を受けてください。
しかし、以前の「耳抜きとは」でもお話ししました、陸上で出会う耳抜きのシーンで、耳抜きができている人や、耳鼻科で耳管機能に問題が無いと診断された人は、水中でも耳抜きをすることが可能なはずです。
もちろん陸上とは環境が違いますので、前回と今回で紹介したいくつかの方法で試してみてください。
鼻のつまみ方と同様に、ご自宅でマスクをつけて練習するのも良いでしょうし、そのままお風呂(マスクのゴムに良くないので熱すぎないように)で練習というのもいいですね。
そうやって、まず何より正しい耳抜きの仕方を覚えていく必要があります。
この続きは【耳抜き練習グッズ - 前編】へどうぞ。