前回の続きになりますが、お店選び。
一番重要なのは、通いやすい所にあり、実際にお店に行って自分に合う雰囲気かどうか。ですね。
そしてそれ以外に重視されるのが
・料金と内容が明確になっているか
・ライセンス取得後のツアーが充実しているか
・スタッフの態度やマナー
等があります。一番下の「スタッフの態度やマナー」については、前回のホームページ関連の所でお話した内容なので、ここでは省かせていただきますね。
<目次> ※目次から気になる内容へジャンプができます
・料金と内容が明確になっているか
・ライセンス取得後のツアーが充実しているか
・PADIのCカードでないとだめなの?
・PADIならゴールドカードの方が良い?
料金と内容が明確になっているか
まず、自分が求めるものの料金が明確になっているか、明確に教えてくれるかです。
聞いているのに答え(料金)を濁して話したりするお店は要注意です。
ライセンスコースの料金はホームページなどに掲載されている為、分かり易く、はっきり教えてくれるところがほとんどだと思います。
ただ、そこに載っていないもの、例えばダイビング器材について聞いた時に、言葉を濁したり、単に「いくら」というところは正直どうかと思います。
「どういうものだといくら」という風に、ピンキリあるダイビングの器材について、しっかり説明があり、自分のレベルや目的に合ったものを紹介してくれるお店が良いでしょう。
ダイビングは「器材中心型スポーツ」ですので、「自分の器材は要らない」と言い切るお店は、安全意識が低すぎる・無責任と言っても過言ではありません。
「ダイビング器材を売ろうとするお店には気をつけろ」という文句を謳っているお店もあるようですが、本当にお客さまにダイビングを安全・快適にしていただこうとするなら、そんなことは言えないはずです。
実は、ダイビングで年間数件起こっているトラブルや事故、その原因の中には「器材」が原因で起こったトラブルや事故もあります。
そしてその「器材」が原因で起こったトラブルや事故の約90%が「レンタルなどの不慣れな器材を使用した事」が原因で起こっているのです。
器材=道具ではありますが、そのものが故障して起こるトラブル自体はほとんどないのです。
何かしらの別のイレギュラーが発生した際、正しく器材を作動させることができれば対処できたものを、器材を使い慣れていないがために正しく作動させることができず、トラブルや事故に発展してしまう、という事なのです。
ドキドキ・ハラハラと毎回スリルを味わいながら潜りたい人はいないでしょう。
安全・快適に潜ろうとするのなら、遅かれ早かれ自分の器材は必要になります。そのことを軽視しているお店の安全度ってどうなの?ということですね。
潜水事故については
①正しいダイビングの技術と知識を持つ
②自分に合った・使い慣れた同じ器材を使用する
※定期メンテナンスも行う
③自分のレベルに合わない海・ポイントに潜らない
※自分のレベルを知る、他人任せにしない
④体調がすぐれない時は無理をしない
※せっかくの旅行・・・と無理をしない事
これだけで、ほとんどの事故は予防できます
※ダイビング器材については次回お話ししますのでここではこれくらいにしておきます。
ライセンス取得後のツアーが充実しているか?
この内容も一部前回お話していますが、
まず、ライセンス取得後に行くツアーには目的が大きく2つあります。
1つはファンダイビング(fundiving)。
文字通り「楽しむため」のダイビングで、自身のCカードランクに合った範囲の海で楽しみます。
ただ、中には推奨深度等を守らないお店もあります。
初心者のランクだけど、深い所に連れて行ってくれたりするので、一見「いいお店♪」と感じてしまいがちではありますが、はたしてそうでしょうか。
ダイバーは自身の安全に関しても自己管理しなければなりません。何かあってからでは遅いという事、そして陸上とは違って水中で起こる「何か」は決してあってはならないという事をお忘れなく。
ツアーに行くもう1つの目的は、継続教育などで自分のスキル(技術)アップや新しいスキルの習得、経験を増やすということです。
せっかく新しいことを学んでも実践する場が無ければ意味がないですし、浮力コントロール等、すぐにマスターできないものも多いので、何度も練習し、経験を積む場が必要なのです。
もちろん、一度できたからと言って「完璧!」という自信を持つ方もほとんどおられないと思いますので、反復練習としてもツアーの場は必要なのです。
そしてそんなツアーの場が毎回同じ場所では飽きてしまいますよね?なので、開催数と行先のバリエーションの両方が揃っていないと継続性が低くなってしまうのです。
前回ご紹介した方法で、そのお店のツアーの開催回数と行先のバリエーションを覗いてみてくださいね♪
実は、この「ツアー開催数と行先のバリエーション」が、ノリスでダイビングを始められる方の「ノリスを選んだ理由」1位(か2位)なのです!
それは先に述べました「ダイビングはCカードを取得してからがスタート」という事。そしてノリスではCカードを取得したその後のダイビングライフがイメージしやすいようになっている。ということなのです。
また、ノリスは料金だけでは選ばれなように、「無料説明会」でしっかりダイビングの奥深さや継続することの重要性、そしてお客さまに合ったダイビングの楽しさ等をお話し・提案し、ご納得いただいた上でお申込みいただくようにしています。
前回と今回2回に分かれてお店の選び方を紹介してきましたが、このあたりが重要視されるところです。
ぜひ参考にしていただき、ご自身に合ったお店で楽しくダイビングを続けてくださいね。
ちなみに、こういう質問をたまに頂くことがありますので、この場をお借りしてご紹介しておきますね。
Q.PADIのCカードでないとだめなの?
答えは・・・NOです。
国内外には様々なダイビング指導団体が存在します。その一部が世界共通で利用でき、更にその中で最も取り扱っているお店が全世界で多いのが「PADI」なだけなのです。
でもそういう、私どもノリスもPADIのカードを発行しているのですが・・・。
では、どうしてPADIじゃないと・・・という方が多いのか。
その理由は、PADIのお店が一番多いという事につながります。
世界で一番多い → 安心・間違いない・信頼がおける という一般的な心理ですね。
あとは、PADIのお店のシステムは世界中全て同じです。
一番最初のオープンウォーターコースを修了したものの、転勤等で違う地方(もしくは海外)へ・・・となった時に、その地域にPADIのダイビングショップがある確率は、他の指導団体のショップがある確率よりも圧倒的に高いのです。
当たり前ですよね、お店の数が一番多いのですから。
そして同じPADIのお店なら、オープンウォーターの次のアドバンスコースへのステップアップ等、以前やってきたことからスムーズに移行ができるのです。
これもPADIが選ばれる理由の1つです。
潜るだけなら違う指導団体のお店でも問題はないのですが、やはりシステムなど勝手が違うと落ち着きませんしよね。アウェイな感じ??
ちなみに、PADI絡みでこういう質問もあります。
Q.同じPADIなら「ゴールドカード」の方がいいんでしょ?
答えは・・・どちらとも言えないです。
「ゴールド」か「ゴールドではない」かについては、正直見た目以外の大きな違いはありません。
そしてゴールドカードを発行しているからといって、全てが優良店だということもありません。
まして、ゴールドカードを提示したら優遇を受けられるというものでもありません。
通常のカラーのものと何ら変わりはありません。見た目だけですね、はい。
ちなみに、私どもノリスは・・・一応ゴールドカードを発行しています。
お店選びと同じで、「見た目」だけで判断してはいけませんよ、ということですかね。
ゴールドカードと関係はないのですが、ここで少しノリスのアピールを・・・
ノリスは世界最大の指導団体PADIより2年連続の優秀賞やカスタマーサポート(顧客サービス優良店)賞を何度も受賞してきました。
この初心者向けコラムの中で何度か出てきた話ではありますが、「ダイビングはCカードを取って終わりではなく、そこからがスタート」なのです。
ですので、これらのように指導団体から多く何年も表彰されているという事は、そのお店で多くのお客さまが継続してダイビングを楽しまれているという事の証なのです。
さて、次回は「ダイビング器材は買わないとだめなの?」 です。← ← クリック。