5月も後半、ここ数日真夏日が続き、街行く人々の服装も
ほとんどの人が半袖姿がになるくらい暑い日が続きましたね。
水温も一気に上昇し、ここからなんだか駆け足で夏に向かっていく気がしてきます。
水中生物の生態シーンもこの時期「初夏」ならではのものとなってきました。
初夏の生態シーと言えばやはり産卵ではないでしょうか?
もちろん生物によって繁殖・産卵シーズンは異なりますが
この時期が一番よくそのシーンに遭遇することが多くなります。
繁殖成功に向けて、オスがメスに必死にアピールするシーンや、
バラバラに泳いでいた魚も群れを成したり
産卵床をせっせと作ろうと頑張っているシーンなど
普段当たり前に見られる生物でもよく観察すると普段とは違う行動をとるので
こういった生態観察がとても面白いので、写真派のダイバーにも
動画派のダイバーにも本当におススメの時期です。
その中でも私が好きなのがアオリイカの産卵行動です。
全国各地ダイビングスポットでは5月くらいから産卵床が沈められ
早いところでは5月の初旬からアオリイカが産卵をはじめます。
産み付けられた卵は、さやえんどうみたいな房をしており、
その房の膨らみ一つ一つにアオリイカの赤ちゃんがいます。
孵化間近の房にライトを当てると、小さいですが
ちゃんとイカの形をした赤ちゃんが見られるので感動的です。
親は自分たちが産み付けた卵をそのままほったらかしにはせずに
何度も触手を伸ばして綺麗にしたり、外敵から守ろうと見張っていたり
けなげに子育てをするのですが、それもなんとも感動的なんです。
さすがにダイバーが近づくと、逃げていきますが
スグに戻ってきて、ダイバーを警戒しつつも
再びその世話焼きがはじまります。
自分たちの身の危険を顧みず、まさに命がけで卵の世話をするわけですね。
そのシーンからは人間とは変わらない親が子にそそぐ愛を感じ
毎度胸がジーンとなります。
ですので、これからアオリイカの産卵床に行く時、
近くで見れるからと言って追いかけまわしたりせず
じっと暖かく見守って、あげてくださいね。
ノリス東京目黒店 店長 米村哲也
ほとんどの人が半袖姿がになるくらい暑い日が続きましたね。
水温も一気に上昇し、ここからなんだか駆け足で夏に向かっていく気がしてきます。
水中生物の生態シーンもこの時期「初夏」ならではのものとなってきました。
初夏の生態シーと言えばやはり産卵ではないでしょうか?
もちろん生物によって繁殖・産卵シーズンは異なりますが
この時期が一番よくそのシーンに遭遇することが多くなります。
繁殖成功に向けて、オスがメスに必死にアピールするシーンや、
バラバラに泳いでいた魚も群れを成したり
産卵床をせっせと作ろうと頑張っているシーンなど
普段当たり前に見られる生物でもよく観察すると普段とは違う行動をとるので
こういった生態観察がとても面白いので、写真派のダイバーにも
動画派のダイバーにも本当におススメの時期です。
その中でも私が好きなのがアオリイカの産卵行動です。
全国各地ダイビングスポットでは5月くらいから産卵床が沈められ
早いところでは5月の初旬からアオリイカが産卵をはじめます。
産み付けられた卵は、さやえんどうみたいな房をしており、
その房の膨らみ一つ一つにアオリイカの赤ちゃんがいます。
孵化間近の房にライトを当てると、小さいですが
ちゃんとイカの形をした赤ちゃんが見られるので感動的です。
親は自分たちが産み付けた卵をそのままほったらかしにはせずに
何度も触手を伸ばして綺麗にしたり、外敵から守ろうと見張っていたり
けなげに子育てをするのですが、それもなんとも感動的なんです。
さすがにダイバーが近づくと、逃げていきますが
スグに戻ってきて、ダイバーを警戒しつつも
再びその世話焼きがはじまります。
自分たちの身の危険を顧みず、まさに命がけで卵の世話をするわけですね。
そのシーンからは人間とは変わらない親が子にそそぐ愛を感じ
毎度胸がジーンとなります。
ですので、これからアオリイカの産卵床に行く時、
近くで見れるからと言って追いかけまわしたりせず
じっと暖かく見守って、あげてくださいね。
ノリス東京目黒店 店長 米村哲也