2018.07.16

ダイバーお役立ち情報, 今週のメモ

夏といえば…

夏といえば…

梅雨明けしましたね!
ここ数日猛暑が続き、ダイバーにとっては「早く潜りたい!!」という季節になってきましたね。
ジンベエザメ真正面
 
ですが、これからは・・・あいつがやってくる!!
そう!
た・い・ふ・うぅぅぅぅぅぅぅ!!!
 
ようやく梅雨が終わったと思ったら、今度は台風の到来…。
気が滅入っちゃいますよね…。
 
 

ダイビングの天敵!?

さて、そんな気を紛らわせるためにダイビングにでも行って、癒されましょう♪
 
ツアースケジュールをチェック♪チェック~♪
ダイビングツアースケジュール
 
えっ?
台風が来ているのに、ダイビングなんてできるの?
 
ごもっともで…
なんと言ってもダイビングの天敵は「風」ですからね…。
 
雨は?と思われる方もいるかもしれませんが、
雨なら海の中に行ってしまえば、さほど問題はありません。
 
海が荒れるほとんどの原因は「風」なのです。
「風」があると、波が高くなり、海に入ることが困難になります。
下手をしたらボートが出せない場合も…。
 
雨の時が海の中に入ってしまえば大丈夫というのなら、風の時も海の中に入ってしまえば大丈夫じゃないの?
と思いきや、海の中の流れを引き起こすのも「風」なのです。
ですので、「風」が強いと海の流れも速くなるため、海の中も泳ぐのが困難になります。
 
 

風が強いとダイビングのツアーは中止なの?

風が強い場合、ツアーは中止になるの?
と思われるかもしれませんが、そんな簡単には私達インストラクターは、引き下がりませんよ!
 
もちろん、無理に潜るという意味ではありません。
注目すべきは「風」の強さはもちろんなのですが、「風」が吹く方角がここでは大事になってきます。
例えば私達ノリスの神戸舞子店の目の前にあるビーチ、舞子浜。
明石海峡大橋
 
この舞子浜ですが、南側には淡路島や防波堤がある為、北風の影響は比較的受けやすいのですが、南風の影響はそれほど受けないのです。
 
このように私どもノリスは、ツアー先の海(ポイント等)の状況を知った上で、風向きを含めたツアー先の現地情報を確認し、ツアーが問題なく開催できるのかどうかを判断をしています。
 
また、万一そのツアー先がダメでもすぐに中止はしません。
そうです!風向きなどを考えて、風の影響を受けずに潜る事ができる行先を探すのです。
例えば、和歌山県の串本が風で潜る事ができなくても、その向かいにあり、風の影となっている紀伊大島では潜る事ができる場合があるのです。
 
せっかくお客様が時間を作って参加してくださったツアーですから、できる限り中止にならないようにしたいのです。
私達もそう簡単には諦めませんよ(笑)!
 
 

風の影響は悪いことだけじゃない?

ここまでの話でダイビングの天敵は「風」とわかって頂けたかと思いますが、
「風」がダイビングに与える影響は悪いことばかりではないのです。
 
台風など強風の影響で、本来はその場所にいない生物が流されてくる可能性があるということです。
台風は沖縄・九州方面から北上していくのがほとんどなので、いつも潜っている場所でも、台風が通り過ぎた後に潜ると、普段は見かけない南方系の生物など、珍しい生物に出会えちゃうかもしれませんよ!
カクレクマノミ
そのほかにも、風が海水をかき混ぜてくれるので、水温の上がり過ぎを防いでくれたりもします。
 
あれ?
なんか台風あとのツアーも楽しみになってきたぞ!
これだからダイビングはやめられない!
台風に負けずに、一緒にダイビングを楽しみませんか?
夏を楽しむには、やっぱりダイビングですよね♪
 
ダイビングスクール ノリス神戸三宮店 長津誠人