2018.07.20

ダイバーお役立ち情報

ライセンスコースと体験ダイビング

ライセンスコースと体験ダイビング

初めてダイビングをする場合、「体験ダイビング」と「ライセンスコース」どちらがいいのか悩んでしまいますよね?ここでは「あくまで一般的な考え」ではありますが、その答えを紹介させていただきます。

目次

体験ダイビングとライセンスコースの違い

体験ダイビングの主な内容

ライセンス(Cカード)取得コースの主な内容

体験ダイビングとライセンスコース、どちらがおすすめ?
 

体験ダイビングを何度やってもライセンスは取れません

ダイバー認定
旅行先などで気軽にできる体験ダイビング。この体験ダイビングは、何十回やってもオープンウォーターダイバーはおろか、スクーバダイバーにすらなる事はできません。ダイビングを始めようか悩んでいる方は、それも含め、下記を参考にしていただけたらと思います。

 

体験ダイビングとライセンスコースの違い

体験ダイビングとライセンスコース(正式には「オープンウォーターダイバーCカード取得コース」ですが、分かり易くするために以下、「ライセンスコース」と記載します)のコース内容は後程紹介しますが、それぞれを実際に行った場合、
■ 体験ダイビングは、インストラクターに「潜らされる」
■ ライセンスコースは、自分自身で「潜る事ができるようになる」
という大雑把ではありますが、このような感覚の違いがあります。
体験ダイビングは自由度が少なく、開催するお店によってはシリンダー(タンク)の付け根をインストラクターが引っ張るようにして泳ぐ場合もあります。あとは、水中に設置されたロープを持ちながら決められたコースを一周回るだけなど。

 

体験ダイビングの主な内容

体験ダイビングは申込後、簡単な説明のみで実施されることがほとんどです。説明も長くて30分~1時間程度。私どもノリスでも専用のブックレットを使用して1時間程度を1回行うのみです。
潜るための器材の準備は、もちろん担当のインストラクター任せ!全てインストラクターが準備を行ってくれますので、体験する側としては楽チンです♪
器材を装着して潜る前に、水(海)に慣れるために浅い所でスノーケリングをしてくれるお店もあります。そのタイミングで最低限の安全管理・テクニックを練習する場合もあります(マスクに水が入った時の対処法など)。
そのあとは、いざ「体験ダイビング」!です。インストラクターと一緒に海中を探検します。
 
■参加前条件:10歳以上の健康な方
最大水深は6m(オプションで12m)ですので、それ以上潜っているお店は基準違反となります。そういうお店はそれ以降のライセンスコース等における安全度には「?」が付きますね。特に透明度の良いリゾートにはありがちですのでご注意ください。
実際に海の中を潜っている時間ですが、30分前後程度に思っておいてください。これはライセンスコースの学科で学ぶ内容でもありますが、ダイビングはシリンダー内の空気がなくなるまで潜っていてよいものではないのです。
体験ダイビング7

 

ライセンス(Cカード)取得コースの主な内容

では、体験ダイビングと違ってライセンスコースの内容はといいますと、
 
■参加前条件:10歳以上の健康な方(体験ダイビングと同じですね)
 
1.(最近は)事前説明会(を行うお店がほとんどです)
この説明会でコースの内容やそのお店のスタイル・方針などを聞き、料金面を含めて自分に合っていると思うお店で始めましょう。ノリスでは「無料説明会」を必ずライセンスコースを希望される方に参加いただいています。
 
2.お申込み後、予習
(お店とのトラブルを避けるためにも)申込書に記載されている注意事項をしっかり読みましょう。
予習に関しては、「不要」というお店もあるそうですが、実際に教材を見ていただくと予習が必要な意味をお分かり頂けると思います。学科は教材内で説明・記載された専門用語をそのまま用いて進められます。ですので、そこで言葉の意味が分からないと学科がスムーズに進まず、知識としても入ってこなくなってしまいます。
また学科自体を行わず、「自宅学習→お店でテストのみ」というお店もありますが、これも知識として残らなかったり、間違った解釈で覚えてしまったり、「?」な部分もそのままになってしまいますので、学科の時間があるor(最低でも)質疑応答の時間があるお店を選びましょう。
 
3.学科
学科の最後にテストがありますが、これは海洋実習にいくまでに合格しなければなりません。短期間の合宿的なプランや旅行とパックになったプランも、日数によってはライセンス取得が難しくなります(現地での天候・海況不良も含め)。そういう事をしているお店は不合格のリスクを減らすために、「テストだけの為の学科」を行っていることもあるそうです。
またノリスでは学科講習中から行いますが、海洋実習までにセッティング(器材をシリンダーに取付け、潜るための準備をする)練習を一定回数行わなければなりません。
ダイビング学科講習
 
4.限定水域実習~海洋実習
限定水域実習はプールで行う必要はありません。ですが、初めて行うスキルが多いことと、海はやはり自然のものですので、海況・天候によっては過度のストレスを与える可能性があります。ですので、そのリスクを避けるために特に都市型のプロショップではプールで行うことが多いのです。
限定水域実習終了後(もしくは別日程で)海洋実習を行います。実習では4回のダイビングを行います。
ダイビングプール実習
 
このようにライセンスコースは自分で「潜る事ができるようになる」内容ではありますが、限定水域含めも、たった5回しか実習を行いません。これで「一人前のダイバー」として自信を持って言えるかと言うと・・・正直無理ですよね。
器材(道具)を使うスポーツは多々ありますが、たった5回の練習で一人前になる事ができるスポーツなど存在しません。そこから経験と更なる知識が必要になるのです。これはダイビングとて例外ではありません。逆に、水の中という人間が普通では過ごすことのできない場所で行うのですから、必要となる「経験と知識」は陸上スポーツ以上と言えるのです。
バディチェック

 

体験ダイビングとライセンスコース、どちらがおすすめ?

で、結局はどちらがおすすめなの?と言いますと、
 
1.水に対してほぼストレスがない(25mくらいは泳ぐことができる。水に顔をつけても平気等)
2.耳抜きが普通にできる(新幹線がトンネルに入る時や飛行機の上昇下降時等で耳に違和感や痛みを感じた際、唾を飲んだりしてその違和感や痛みを取り除く事ができる場合)
 
この2つをクリアしているのなら「ライセンス取得コース」がおすすめです。耳抜きに関しては陸上ではできたのに、体験ダイビングではできなかったという方も意外と多くおられます。
その理由は「体験ダイビングでは耳抜きに関しての説明がほとんどない」からなのです。学科をしっかり行い、限定水域実習もあるライセンスコースでは、耳抜きを原理から学び、その方法を数種類知った上で限定水域で実践ができるのです。しかもノリスで限定水域実習で使用するプールには「はしご」もついているので、自分のペースで耳抜きを行いながら潜っていくことができますよ。
ダイビング専用プール
 
また「心配性なのでやっぱり体験から・・・」という方もおられますが、それも逆です。心配性な方だからこそライセンスコースがおすすめです(上記の1・2が問題ない場合)。
これも主な理由は「学科」です。心配性な方がほとんど説明もない体験ダイビングでされるがまま潜りたいですか?不安ですよね。ライセンスコースではご自身で理解したうえでの実習となりますので、心配性な方ほどおすすめなのです。
 
ただ、上記の1と2どちらかに不安があるという方に関しては「体験ダイビング」がお勧めになります。特に「耳抜き」が陸上でもできにくいという方は、事前に耳鼻科に行かれて診断してもらう事をおすすめします。

 

まずは無料説明会に参加してください

ノリスでは、上記のような「どのコースがいいのだろう?」と迷っている・分からない場合や、コースの詳細を聞いてみたいという方のために、「始める始めないにかかわらず」ダイビングに興味があるという方には「無料説明会」にご参加いただく事をおすすめしています。無料説明会は完全予約制、お一人様から開催します。お申込みは下のバナーをクリック♪
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